レモンバーム
別名は「メリッサ」、和名は「西洋山薄荷」。レモンのような、青さの中にほのかに酸味を感じる香りのレモンバームは、痛みを和らげ、心を穏やかにする心身のレスキューハーブです。
物事をシリアスに捉えすぎてしまうときや、不安や猜疑心が強まっているときなどに、神経の乱れを鎮めて気分を明るくするほか、プロゲステロンの役割を果たして女性ホルモンを整える働きも期待できます。
自律神経を整え、生理痛や更年期障害の改善、子宮強壮効果もあり、女性の強い味方。
血液の滞りを解消し、腹痛、腰痛、頭痛を緩和する効果が期待できるため、痛みを感じたときのためにハーブ薬箱にぜひ常備しておきたい一品です。
「メリッサ」はギリシャ語のミツバチが由来。鉢が集まりやすいことから名づけられました。
おすすめのブレンド
レモンバームの爽やかなレモンの香りと青々とした口当たりは、どんなハーブとも相性が良く、また幅広い効果が期待できます。不安な時、痛みを感じたときに、お守りのように飲みたいハーブティーです。
ローズ
女性ホルモンのバランスを整えるローズとのブレンドは、月経前のイライラや不安を感じる時期、更年期障害のときにぴったりです。
レモンバームが落ち込んだ気持ちをほぐして明るい方向へ導き、ローズの華やかな香りが穏やかでリラックスした気持ちにしてくれます。
フィーバーフュー
偏頭痛を抑える効果が期待できるフィーバーフュー。レモンバームの高い鎮痛効果が、フィーバーフューの働きをサポートしてくれます。
頭がズキズキ痛むときの憂鬱な気持ちを、レモンの爽やかな香りが明るく導いてくれます。
さらに体内の水分調整をするスイートクローバーをプラスすると、雨の日の天気頭痛にも効果が期待できます。
ネトル
血液を浄化し、貧血を予防するネトルとのブレンドは、どちらも青々とした爽やかで懐かしい香りで相性抜群。
レモンバームの血行促進効果で、キレイに浄化された血液が体内を巡り、老廃物を排出してくれます。
学名:Melissa officinalis
科名:シソ科
有効成分:精油、シソ科タンニン、フェノール酸(カフェ酸、クロゲン酸、ロスマリン酸)
作用:鎮静、鎮痙、消化器系機能調整、抗菌、抗ウイルス、
適応:神経性胃炎、過敏性腸症候群、精神疲労、偏頭痛、神経痛、不眠、不安
使用部位:葉部
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