ジャーマンカモミール
和名では「カミツレ」と呼ばれるジャーマンカモミール。
リラックスハーブの代表格として知られ、絵本「ピーターラビット」にもピーターの心のざわつきを鎮めるために使ったという描写があるほどです。
優れたリラックス効果が期待でき、寝る前のイブニングティーに大変おすすめです。
イライラや不安、緊張を感じたときに、ジャーマンカモミールティーの青りんごにも似た優しい甘い香りが心を癒してくれるでしょう。
蜂蜜を入れても美味しく召し上がれます。
それ以外にも、体内の平滑筋を落ち着かせる作用があり、腹痛や胃痙攣、生理痛を和らげる効果が期待できます。
また、胃の粘膜を修復して消化機能を正常に整えることで、過敏性腸症候群や胃潰瘍にも効果が期待できます。
緊張性頭痛や腹痛など、ストレスからくる様々な症状に寄り添うハーブです。
3歳以上のお子様にも安心してお召し上がりいただけるので、寝つきが悪い、落ち着かないときには温かいジャーマンカモミールのミルクティーで気持ちを落ち着かせてあげるのも良いでしょう。
おすすめのブレンド
リラックスハーブの代表格であるカモミールは、心を穏やかに落ち着けたいとき、また緊張性の頭痛や腹痛に効果的に使用したいハーブです。
リンデン
高ぶった気持ちを落ち着かせ、神経の緊張を緩めてくれるリンデンとの組み合わせは、心がデリケートな状態のとき、また就寝前のイブニングティーとしてとてもおすすめです。
優しい甘みのあるカモミールと、ほのかに甘い香りと春の草花のような柔らかい口当たりのリンデンは相性抜群。
ペパーミント
ジャーマンカモミールの大きな効用の一つが、胃の不調に対する効果です。
消化器系を助け、食欲不振や過敏性腸症候群などの不調を改善するペパーミントとのブレンドは、突然の原因不明の腹痛を抑え、夏バテや病中病後で食欲がないときに胃を元気にしてくれる効果が期待できます。
ローズ
緊張の緩和や鎮痛効果が期待できるジャーマンカモミールは、生理痛や月経前症候群のさまざまな不調にも。
女性ホルモンを整える効果のローズとブレンドすることで、女性トラブルを優しく緩和することが期待できます。
ローズの高貴で華やかな香りと、ジャーマンカモミールの優しく甘い味わいは相性抜群。
気持ちを落ち着かせ、さらにポジティブで明るい気持ちへと導いてくれるブレンドです。
学名:Matricaria chamomilla
科名:キク科
有効成分:精油(α-ビサボロール・カマズレン)、コリン・クマリン類、セスキテルペンラクトン類(マトリシン)、フラボノイド(アピゲニン・ルデオリン)
作用:消炎、鎮静、鎮痙、駆風
適応:胃炎、胃潰瘍、月経痛、PMS(月経前症候群)、皮膚炎、鎮痛、不眠、鎮静、緊張緩和、美肌、トラブル肌
使用部位:花部
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