ハイビスカス
夏になると様々なカフェやレストラン、ペットボトルでも見かける鮮やかな赤いお茶。
ハイビスカスは肌の調子を整えるビタミンCや、新陳代謝を促し肉体疲労の回復を助けるクエン酸、リンゴ酸を豊富に含み、夏の猛暑を乗り越えるための心強いハーブです。
1960年の東京五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した、エチオピアのアベベ選手が、スポーツドリンクとして愛飲していたことから、ハイビスカスの疲労回復効果が広く知られるようになりました。
古代ではクレオパトラも愛用していたといわれています。
妊娠中の方は服用に注意が必要です。
おすすめのブレンド
ハイビスカスと言えば、何といっても強い酸味。
その爽快感を存分に味わうも良し、少量加えることで酸味を抑えて効能を得るも良し。
鮮やかな赤いお茶は、見ているだけで元気が出るような効果もあります。
ローズヒップ
「ビタミンCの爆弾」と呼ばれ高い美肌効果を持つローズヒップとのブレンドは、夏の定番。
ハイビスカスとブレンドすることでビタミンCの吸収力を高めるだけでなく、酸味をマイルドにしてくれる効果があり、ストレートでは酸味が強すぎると感じる方におすすめです。
蜂蜜で甘み付けをしても美味しくお飲みいただけます。
レモングラス
消化器系に働きかけ、ハイビスカスと同じく食欲不振の改善や疲労回復が期待できるレモングラス。
爽やかな風味でハイビスカスとの相性も良く、キリッと冷やして夏の栄養ドリンクに。
ハイビスカスの酸味を堪能したいという方におすすめです。
シベリアンジンセン
高麗人参と同じウコギ科のシベリアンジンセンは、厳しい自然の中で生き抜く環境適応力があり、環境ストレスから身を守ってくれるハーブ。
ハイビスカスとのブレンドで、暑い夏の疲労感や慢性疲労を回復させる効果が期待できます。
ブレンドの際はハイビスカスを少なめに入れ、酸味を抑えるのがポイント。
学名:Hibiscus sabdariffa
科名:アオイ科
有効成分:植物酸(クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸)、アントシアニン色素(ヒビスシン)、粘液質、ペクチン、ミネラル(鉄、カリウムなど)
作用:代謝促進、消化機能促進、緩下、利尿
適応:眼精疲労、肉体疲労、食欲不振、風邪、上気道カタル、循環不良、便秘
使用部位:花部(がく)
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