リンデン

和名は「西洋菩提樹」。ほのかに甘い香りのリンデンは、高ぶった気持ちを落ち着かせ、神経の緊張や精神的ストレスを和らげてくれます。

心臓の鎮静効果が期待でき、動悸を鎮めてくれます。

ストレスからの頭痛や高血圧、動脈硬化を予防する効果も。


発汗作用や呼吸器系の調整効果もあり、風邪をひいたときに解熱や咳を抑える効果も期待できます。


花部や葉部を使用したハーブティーが主流ですが、木部を使用した「リンデンウッド」というハーブも。

こちらは利尿作用が期待でき、体内の老廃物を排出するほか、脂肪を分解するなどダイエットに効果が期待できます。


中世ヨーロッパでは「自由の象徴」とされ、現在も街路樹でよく使用されています。


おすすめのブレンド

外用には保湿効果が期待でき、ローションにして敏感肌や乾燥肌に使用するのもおすすめですが、ハーブティーとして飲むときには、その高い鎮静効果から心を落ち着かせ不眠症の改善が期待できます。

パッションフラワー

優れた鎮静作用で、交感神経に働きかけ、緩やかな眠りを促すパッションフラワー。

リンデンとパッションフラワーはどちらもクセがなく、ほのかに甘みがあり、味わいだけでも心がほっと安らぎます。


さらに少量のラベンダーをプラスすれば、より一層のリラックス効果が期待でき、ヒーリングブレンドとしておすすめです。

エキナセア

ウイルスや細菌の侵入を阻み、風邪やインフルエンザの予防に効果が期待できるエキナセアは、白血球の働きを活発にし感染症を鎮めてくれます。

リンデンは呼吸器系に働きかけ、咳を抑える効果が期待できるため、風邪のときの辛い症状を和らげてくれるブレンドです。

ローズ

鎮静作用により心身をリラックスさせてくれるローズは、その高貴な香りが何よりの魅力。

リンデンのほのかな甘い香りは、ローズの豊かな香りをサポートしつつ、味わいにも柔らかな甘みを添えてくれます。

「ハーブの女王」といわれるローズを支えるにはリンデンはとてもおすすめです。


ローズには菌の増殖や炎症を抑える効果が期待できるため、リラックスしたいときだけでなく、風邪の時にもおすすめのブレンドです。

学名:Tilia europaea

科名:シナノキ科

有効成分:フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド、ティリロシド)、粘液質(アラビノガラクタン)、タンニン、フェノール酸(カフェ酸、クロロゲン酸)、精油(ファルネソール)

作用:発汗、利尿、鎮静、鎮痙、保湿

適応:風邪及び風邪による咳、上気道カタル、高血圧、不安、不眠、興奮を鎮める、心身の緊張感緩和、保湿、エモリエント(柔軟化)、緩和な収れん

使用部位:花部、葉部、木部

Cafe alterna

植物療法士/フィトセラピストが監修し、心や身体の不調に合わせたオリジナルブレンドを提供する、ハーブティー専門カフェ&ショップです。 頭痛や肩こり、ダイエット、生理トラブルなどの身体の不調や、イライラや不安、生理前の気分の落ち込みなどの心の不調、また継続して飲み続けることで体質改善につなげるブレンドをご用意しています。 (カフェ開業時期は未定)

0コメント

  • 1000 / 1000