ギンコウ
イチョウの葉には様々な薬効が期待できます。
主に循環器系に働きかけ、身体の隅々まで血液の循環を促進するため、冷えや肩こり、腰痛にも効果が期待できます。
また、脳や末端の血行も良くするため、記憶力や集中力の低下を抑える効果が期待され、ヨーロッパでは老化防止のハーブとしても愛されています。
耳鳴りやめまいにも効果が期待でき、三半規管の水分を調節する働きのあるスイートクローバーとのブレンドでメニエール病の再発を抑制する研究が発表されています。
イチョウは街路樹などでも親しまれるごく一般的な樹木ですが、ギンコール酸の副作用の恐れがあるため、自分で採取した葉を茶葉として飲用するのは避けましょう。
また、購入した茶葉でも過剰摂取はせず、必要な時に取り入れるのがおすすめです。
妊娠中の方やお子様、ワルファリン等の抗凝固剤との併用は注意が必要です。
おすすめのブレンド
脳の血液循環を改善し、頭の働きを良くするギンコウは、仕事や勉強で集中したいとき、また頭痛やめまいが気になるときにおすすめのハーブです。
スイートクローバー
体内の水分調整をするスイートクローバーは、内耳に溜まる水分を排出することでめまいを和らげる効果が期待されており、ギンコウとのブレンドでメニエール病の再発を予防する研究が行われています。
また、ネトルも三半規管の弱さを改善する効果が期待され、プラスすることでめまいの緩和効果だけでなく、血液循環の改善が期待できます。
ゴツコーラ
脳の血流を良くし、集中力を高めるゴツコーラは、ギンコウとの相性抜群。
仕事や勉強に集中したいときにおすすめのブレンドです。
さらに少量のローズマリーをプラスすることで、爽やかな香りで頭がシャキッとし、より高い集中効果が期待できます。
フィーバーフュー
様々な原因から発生する偏頭痛を緩和するフィーバーフュー。
近年、偏頭痛とめまいの関係性が注目されており、ギンコウとフィーバーフューのブレンドはめまいからくる偏頭痛、偏頭痛からくるめまいを予防する効果が期待できます。
学名:Ginkgo biloba L.
科名:イチョウ科
有効成分:ヒスチジン、カロテン、ケルセチン、ケンフェロール、ギンコライド、ギンクゴリド、ピロバノイド、アピゲニン配糖体
作用:鎮咳、去痰、老化防止、抗炎症、コレステロール値低下、抗酸化
適応:頭痛、下痢、吐き気、筋弛緩、発疹、口内炎、高血圧、耳鳴り、記憶力・思考能力の低下の改善、末しょう循環障害、高血圧、高コレステロール症状
使用部位:葉部、種子、木部
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