アンゼリカ
和名は「西洋当帰」。日本や中国で栽培され、漢方でもなじみのある当帰のヨーロッパ種です。
「女性のための朝鮮人参」と呼ばれ、生理痛を和らげ、女性ホルモンの分泌を調整する効果が期待できます。
血行を促し身体を温める効果もあるため、生理前後のケアにおすすめのハーブです。
呼吸器系の不調改善にも用いられ、喘息や気管支炎でたまった痰を取り除く効果も期待されています。
また発汗、利尿作用により、風邪のときに毒素を排出する効果も期待できます。
妊娠中の方や糖尿病の方は使用に注意が必要です。
また、多量の摂取は控え、必要な時のみ使用するのがおすすめです。
おすすめのブレンド
アンゼリカは「女性の朝鮮人参」の別名の通り、月経前後の体調ケアに役立てたいハーブです。
ローズヒップ
ビタミンやミネラルを豊富に含み、月経中の栄養補給に役立つローズヒップと、月経痛を和らげる効果が期待できるアンゼリカのブレンドは、生理中のチャージドリンクとしておすすめです。
さらにネトルをプラスすれば、貧血による体調不良を防ぐ効果も期待できます。
チェストベリー
脳に直接働きかけ、女性ホルモンの分泌を調整するチェストベリーとのブレンドは、月経前症候群の症状を和らげる効果が期待できます。
排卵後から飲み始めるのがおすすめです。
どちらもスパイシーな味わいでエスニック風なので、さらにラズベリーリーフをプラスし甘みを加えるとより飲みやすくなります。
エルダーフラワー
インフルエンザや風邪などに効果が期待できるエルダーフラワー。
こちらもまた、ヨーロッパでは高い抗菌・抗ウイルス効果から「精霊の住む木」と呼ばれ、魔除けの力があると信じられてきました。
さらに免疫力アップのエキナセアをプラスし、風邪の際のエナジーティーとして飲むのがおすすめです。
学名:Angelica archangelica
科名:セリ科
有効成分:アサマンチン、クマリン、ビタミンB群、精油(リモネン、ビネン、アンゲリカラクトン、アンゲリカ酸)
作用:鎮痙、鎮静、駆風、発汗、利尿、消化促進
適応:咳止め、胃腸の不調、消化不良、食欲不振、女性ホルモン分泌調整、生理痛、自律神経調整
使用部位:全草
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